現場封印日記 season 15 vol.5

想いが複雑に交差する中。


いつもの事なのだけれど、
ネットで情報を得たり現場で生のみんなを観るのとでは
やっぱり自分の中に蓄積される感情の重みって言うものが
明らかに違うんですよね。
勿論、そうで無い事も多々あります。


でも個人的には
どんなに的確で適切な情報よりも
生で感じたごく僅かなものの方が
何より信頼出来ると思っています。


ネット情報は全てが全てでは無いと思いますが
噂の延長線上なものまでありますからね。
それらを全て鵜呑みにしては
本来あるべき彼女達の本質に気が付く事が困難でしょう。


だからこそ
自分は現場主義派を貫き通す事にしていたのです。
勿論、金銭的にそれが苦では無かったと言うのもありますが。


ステージ上のみんなはそれはそれは輝いていました。
メイクも髪型も衣装もパフォーマンスも
それぞれに着飾ったりしていたけれど
でも元々は同じ人間であり同じ人種なのです。
凄いなと思う事は多々あるのだけれど
そこまで人間離れしたイメージはありません。


ただ何故惹かれるのか?と問われれば
それは紛れも無く
彼女達の裏の努力を少なからず知っているからです。
目の前で歌い踊るみんなは平気な顔でそこに居るけれど
実際にはそこに至るまでに
どれ程の犠牲を払って来たかを知ってしまった。
自分では到底無し得ない事を
当たり前では無かったかも知れないけれど
やり遂げた彼女達がとても格好良かった。


誰しも無いものねだりって言うのはあると思うけれど
自分は彼女達にそういう想いを抱いていたと思います。
だからこそ結果的には叶わなかったけれど
自分自身に挑戦しようとも思ったし、
また、ここに戻って来れたのかなとも思います。


ここには自分の求めている刺激がある。
今後の人生を築きあげて行くであろう要素が。