大浦央菜生誕14周年記念

拝啓、大浦央菜様。


央菜ちゃん、14回目の誕生日心からお祝い申し上げます。


1週間も経っていないのに。
もしもあの時、あの瞬間、
今でも貴女がここに居て
無事に生タマゴShow!に出ていたとしたら、
自分は君に手紙を書いていたでしょうか。
いや、きっと書いていなかったと思います。
こうしてその事実を与えられたからこそ、
こんな心境で誕生日を祝っているのだと思います。


別に落ち込んでいる訳ではありません。
ただ、寂しいし、何とも言えない空虚感を
いつもの事ながら自分の中で許容しているだけに過ぎない。
そして毎度の事ながら"惜しい"と思ってしまうのです。
央菜ちゃんは演劇女子部の第1回公演に抜擢されたり、
今年の公開実力診断テストでも実に優良な成績を残していたから
自分もそして周りからも期待されていた。
だからこそ、そう思います。


いや、個人的な部分で言うならば
何もそこが重要では無いのかも知れません。
期待されていた有望株で無くたって
結局自分はこの気持ちを無かった事には出来ない。
央菜ちゃん、頑張っていたんだよね?
自分の夢に向かってひたすらに努力していたのでしょう。
それが無駄になってしまったなんて
貴女に対する冒涜以外の何物でも無いし
またそうは捉えていないので言いません。
でもここに君は居ない。


どんな想いで、どんな心境で研修を終えたのか。
その事だけが自分の頭をグルグル回っています。
考えても結果は結果なのだから無意味なのだけれど
自然とそちらに思考が偏ってしまうのも事実。
だから切に願うのみです。
後悔だけはしていて欲しくないと。
ただ一つ、そう伝えたい。


敬具。