Ayacho<和田彩花>vol.3

演劇女子部 ミュージカル「リリウム-少女純潔歌劇-」感想その②。


今回あやちょが演じるのは「スノウ」と言うヴァンプの少女。
ちなみに昨日書き忘れましたが
ヴァンプって言うのは「ヴァンパイア」の略です。


この子は人間とヴァンプの間に産まれた子で
この舞台の世界でも特殊かつ忌み嫌われている存在です。
基本的に一人で居る事の方が多いと
劇中では言われていますが、
物語ではスノウの存在がとても大きな要因となって
ストーリーが展開されて行きます。
これはサヤッシー(鞘師里保ちゃん)演じるリリーと同じです。


舞台のポスターを見ても分かる通り
2人にはある秘密が隠されています。
それを明かしてしまうと
それこそ正真正銘のネタバレになってしまうので言いませんが
何はともあれ、スノウの存在が物語のキーになっている事は
揺るぎ無い事実です。
特にリリーとの関係性が非常に強いのです。


さて、そんなスノウを演じるあやちょ自身ですが
前回の「我らジャンヌ」の時もそうでしたが、
こういったメインキャストに対しての
免疫がとても強くなりましたね。
ヤッシー同様、とても安心して任せられる演技をします。
ただ今回の役所はジジやジャンヌとは少し違う気がします。
どちらかと言えば弱気なジジを彷彿とさせる役柄ではあるのですが
今回は更に病的と言うか一癖あるキャラなのです。
自分はそう感じました。


全編通してある1つの謎があるのですが
それはストーリーが進むにつれて明かされて行きます。
この謎の部分が役の設定に影響しているように思います。
自分もまだ1回しか観ていないので
アンニュイな部分はあるのですがね。


それにしても
あやちょの演技には毎度の事ながら魅せられてしまいます。
それは彼女の性格が色濃く役所にマッチしているからであり、
その何とも表現し難い美貌に酔いしれてしまうからでしょうね。
元々彼女にはそういう魅力がありました。
最近は趣味の絵画の話になると熱く語るイメージが強かったですが
元々おしとやかで美少女って言う面がありますからね。
ブログでは色々な面を覗かせてはいますが(笑)


普段の物静かな性格を演じている訳はありませんが
こと演じている時のその姿はとても自然で言う事ありません。
そういう意味ではスノウと言う役はあやちょの延長線上の
性格を持つ人物と捉えても間違いでは無いでしょう。