岡田唯生誕26周年記念

ゆいやん、26回目の誕生日、心からお祝い申し上げます。


初期ハロプロエッグとしては異例のスピードでハロプロ入りした彼女。
美勇伝結成当初はまだまだ頼りない部分はあったけれど、でもその中で一際異彩を放っていたのが、その歌声でした。
関西出身の独特なイントネーションを加えた、まったりとした声質。
そして更に、まったりとはしているのだけれど、その中には歌に対する情熱と言うか、彼女の姿勢みたいなものが含まれていたように思います。
石川梨華ちゃんも三好絵里香ちゃんもそれぞれの方向に、オリジナリティ溢れた歌声を持っていたのだけれど、それは彼女にも言える事。
ダンスの面ではそれ程、印象的では無かったけど、この力強い声質は終止、美勇伝の歌唱力を支えて来たと自分は思います。
あの奥深い、それでいてかつ繊細さを兼ね備えた歌声は。


書いていてハッと気がついた(と言うよりむしろ思い出したに近い)事がありました。
それはダンスに関してです。
確かに初期のゆいやんはあまりダンスに慣れていないイメージでした。
勿論エッグになって、いの一番で美勇伝に加入したから、レッスン期間も相当少なかったでしょうし。
ただある時を境に、劇的な変化を遂げたんですよ。
それがどの時期だったのか、肝心な部分を忘れてしまったのですが、自分が記憶している限り、あれは後藤真希ちゃんがキャプテンとなり美勇伝と行った「ハロプロパーティ」だったと思います。
正真正銘の関西人による「大阪 恋の歌」での冒頭台詞も印象に強かったのですが、それ以上にあのダイナミックかつ情熱的なダンスパフォーマンス、これに目を奪われました。
そこには激しさと妖艶さが合わさったような感じで、その成長さが異常な事に自分は驚いたのです。
だから今思い返してみると、それは成長ではなく、ある意味進化、あるいは変化だったのではないでしょうか。
自分はそんな感じで捉えています。


だからこそ、美勇伝がセクシー路線まっしぐらになった時、自分はとても嫌でした。
確かにあの頃の3人のパフォーマンス力なら、それを十分発揮出来ると確信はしていたけれど、案の定、この路線に執着したばっかりに、美勇伝は解散してしまいましたからね。
過去にも同じ過ちを繰り返しているのに、どうしてあの時、改善の一手を入れなかったのか、今でも疑問です。
その為に失われた才能が何ともやるせないです。
とまぁ今更嘆いても仕方ないのは分かっています。
いくつかの過酷な試練を乗り越えて、今のゆいやんがいる。
現在の彼女は関西を中心に活躍しているみたいです。
また何かの機会やタイミングで再び逢える日が訪れ、握手が出来たとしたら、自分はきっとこんな風に彼女に向かって話すでしょう。


「今も昔も変わらず元気でやっていて嬉しいよ」


その力強い握力を全身で感じながら。