M.V.「良い奴」 starring 福田花音

ぶったまげた。


かにょんちゃんの中での"感情的"なダンスの表現の仕方。
これは激しさとか奮い立つと言った、実に攻撃的でアグレッシブなスタイル。
それがM.V.の中で実に全面的に強調されています。
しかも全部が全部そういう感じではなくて、所々で力を抑えたり(決して手を抜いている訳ではない所が重要)、でも出すべき所ではしっかりと自分をアピールし強気に踊る彼女は、ホントにカッコ良いし、また魅了されてしまう。
自分に自信が無いという想いは良く分かるけど、こんなに自分なりの世界を展開出来るんだから、これは紛れもなく彼女にとっての強みであり、武器ですよ。
個人的にはこの曲で、一皮むけたなと確信しています。


今まで、個人的に彼女はスマイレージの基盤、安定性抜群といったイメージが1番強かったのです。
それは歌に関してもダンスに関しても同じであり、また今でもその考え方は一向に衰えるところを知りません。
そんな中、それじゃあ彼女の強みってそういう部分にしか無いのか?という懸念が頭をよぎります。
実際はそうではないのは明白なのだけれど、個人的なスキルと言う面で考えると、やっぱ他の子と比べると、いまいち華やかさがない。
といった具合に考えてしまいがちでした。
だけれども、今回のパフォーマンスでその懸念はものの見事に払拭されたのです。


安定感が抜群なのは勿論の事、箇所箇所で魅せる、その強気な姿勢を迸(ほとばし)らせる驚異の情熱ダンス。
この子ホントに凄いなと実感。
流石、福田花音は只者ではないなと、改めて思い知らされたのです。