「Sounds Ark 3」in 花小金井ライブハウスTSP感想

aina大塚愛菜>vol.20


昨日行われた花小金井ライブハウスTSPでの「Sound Ark 3」。
開演15時40分、終演22時という
まさかの6時間越えの長丁場だったのだけれど、
個人的にはそこまで長いと言うイメージはありませんでした。


それも出演者の皆様の
個性豊かなパフォーマンスがあったからこそ。
アイドルにシンガーにバンドにその他もろもろ、
実に沢山の体験をそれぞれにさせてもらいました。
ジャンルにとらわれないスタイルが
今回のイベントの集大成だったと言えるでしょう。
・・・途中、寝落ちしそうだったけどね(笑)


肝心の(大塚)愛菜ちゃんは3番目でした。
全4曲にM.C.1回のおよそ20分弱のステージ。
毎回観ていて感じるのは
歌声の変化です。
そこまで極端な成長を遂げている訳では無いけれど
確実に自分の歌い方って言うのをものにしている
そんな印象が常にあるのです。
身震いする程の歌唱力とまでは行かないにしても
個人的には満足たりえる歌声です。


パフォーマンスの部分に関しては
何も文句のつけどころがありません。
勿論、今後の事を考えると
更なるスキルアップが必要になっては来るだろうけれど
それは、初出演舞台や名古屋公演での経験が
少なからず後押ししてくれると思うので
基本的には何も心配はしていませんね。


ただどうしても引っかかってしまうのが
トークなのです。
初めの頃よりかは大分伝えられるようにはなりましたが
やっぱり苦手意識があるせいか
意識的に遠ざかっている節がある。
これは主催イベントでも感じた事だけれど
歌以外の事になると積極的になれていないんですよね。
苦手意識があるのならば、
そこは直して行くべきだと思うのだけれど
まだその一歩が踏み出せていないみたい。


あと気になったのはセットリストです。


個人的に考えるのは
今回のセトリはどこかファンに向けたプレゼント
的な要素があったのではないかと言う事です。
開口一番に歌った曲があまりにも
そんなメッセージ性を持っているような気がして
それはそれで良いのだけれど
厳しく評価するならば
個人的にはもったいないなと思います。


折角の外畑での出演なのだから
もっと自分なりの選曲をした方が
良かったと勝手ながらに思います。
オリジナルは2曲しかないけれど
両方とも披露した方が
歌手・大塚愛菜らしさが出たのではないでしょうか。


まぁこれはあくまで自分の意見ですから
強要するに値しない想いです。


色々考える部分はあったのだけれど
今回のライブは彼女にとってとても有意義な
体験だったのではないでしょうか。
それは自分にとってもそうでした。
枠にとらわれないノンジャンルイベント。
今までこういった現場を経験した事が無かった自分にとって
そこで繰り広げられるパフォーマンスは
とても新鮮でそれなりの収穫もありました。


沢山の現場に行って
多くのステージを観る事で良い刺激にもなるし
自分が知らない世界を知る事は
客観的に自分を見つめる事が出来る良い機会だと思います。
盗めるものは盗んでおいた方が良いとも思うし
それが彼女の夢の糧になるならば
それに越した事は無いと感じます。


どこまで感じ取る事が出来たのかは分からないけれど
絶対無意味な体験では無かったでしょう。
今後の活動に期待です。