ハロプロ研修生 発表会 2014〜9月の生タマゴShow!〜」総括

H!P Kenshusei<ハロプロ研修生>vol.11


一通りの個々の感想は既に書き終えました。
今回の現場で自分が感じた想いを
嘘偽り無く、真っ正面から書いたつもりです。
それについては何の未練もありません。


一人ひとり書いた理由としては
研修生全体としての感想よりも
各々に焦点を合わせた方が書きやすかったのと
また、それだけ自分の彼女達への想いが
それぞれに分散していたからです。
全体的にまとめるならば、それは簡単な事。
でも今回の自分はそれをする訳にはいかなかった。
それぐらい、メンバーの個性や成長度が伺えたし
直に心に突き刺さって来たのです。


勿論、これだけの人数が居る中で全てを把握出来る程
自分は大層な能力者ではありません。
特に気になった、印象的だった子に対してしか
感想を述べていません。
ただここで誤解して欲しく無いのは
ここで語っていない子が
他の子達と比べて劣っていると言う訳ではありません。
まぁ考え方によってはそういう意味合いとして
捉えても仕方が無いのかも知れませんね。
でも自分は、自分の考え方では
そんな事これっぽっちも思ってはいないのです。
どちらかと言うと、
これだけの強者揃いのメンバーの中でも
いわゆる足手まといと感じさせる子が居ないのです。
そう自分が感じるのも
それだけ研修生全体のポテンシャルの高さや覚悟が
高レベルな位置にあると言う事です。
観てみれば分かります。
特にパフォーマンスしている時はその言葉通りです。
"必死"なんだ。


良い表情しているんです。
素直に純粋に前に進もうとしている。
それだけで、どんなに輝いて見えるか。
だからこそ、夜公演でのあの出来事は
今でも絶対忘れられないものになりました。


幾つかあるM.C.での「クイズ5」。
これは研修生何名かに一般常識クイズを出題して
それに答えて行くというシンプルなコーナーなのですが
昼公演では何事も無く終了したにも関わらず
夜の部では心無い一部のファンが野次を入れて
場の空気を乱したのです。
正解を叫ぶのは勿論の事、
自身の欲望を満たすだけの発言など
その苦言が与えた影響は
周りの自分らに不快な想いを与えるだけに留まらず
ついにはステージ上にいるメンバーにさえ
精神的ストレスを与えるまでに至りました。


短い時間で懸命に考える研修生達ですが
それが原因で冷静に判断する事はおろか
その野次に意識が持って行かれ
集中する事すらままなら無い状態に陥る。
そんなファンが居るんです。
自身の欲望を満たす為だけの
キチガイ野郎が確かに存在する。


あまりに酷かったので
それとなしに、まことさんが注意を促す
発言をしてくれたけれど、
全く聞く耳持たずで
終始そんな状況が続きました。
現場の空気並びに雰囲気を乱す輩達。
だからヲタクは嫌いなんだ。
それだけが心残りです。


とは言っても
結局の所、自分はこの現場に行けて満足しています。
彼女達の今をこの目でしっかりと確認する事が出来たし
また、もぅ一つ新たな発見もあったので。
それは全員曲「天まで登れ!」を観ていて感じました。
あまりにキラキラ輝いているみんなを観ていて
素直に思ったのは、そこにはこれまで沢山の試練を
乗り越えて来た彼女達の汗と涙の結晶。
ただ平然とレッスンに通って
そのスキルを上げているだけでは到底現れる事の無い、
目には見えない雰囲気みたいなもの。
オーラとでも呼べば良いでしょうか。
研修生の現場に行けば、それが本当に存在するものだと
身を持って実感する筈です。


自分はその時、一人の少女の事を思い浮かべていました。
金子りえ
もぅここには居ない、
当時自分の中で絶対的な存在感を宿していた子。
彼女の残像が自身の脳裏から離れなかった。
りっちゃん、君はこんな素敵な所に居たんだね。
想いは増すばかり。


彼女が自分の中に居る状態で目の前の研修生を観ていたら
自然とこんな考え方をしていました。
ここでこうして輝いているみんなの中には
きっと今まで色々な想いで居なくなってしまった
メンバー達の想いが宿っているのかな。
勝手な妄想だとも、ただの馬鹿野郎だとも思います。
でもそう考え出したら止まらなかった。
ライブを終えて、帰路に着くなり
早速この想いを当人に贈りました。
拙い文章だったと思います。
勢いだけの行動だった事は認めます。
でも伝えなければならなかった。
それが自分の使命みたいなものだったと
今更ながらに思うのです。


今回の生タマゴShow!は
自分にとって研修生現場の集大成。
そう言う意味では実に収穫の多いものになりました。
今年の終わりにもあるみたいだけれど
ひとまずこれで一区切りです。
あとで後悔してもそれを受け入れなくてはならない。
そんな事言わないで行けば良いと思いつつも
それでは自分で課したルールが無意味に終わってしまうし
それだけは避けなくてはいけません。


この先、どんな予測不可能な事態が起こるのか
箱を開けてみないと分かりません。
でも彼女達はその夢を目的を結果に繋げる為に
今までと何ら変わらずに進み続けるでしょう。
中には途中で居なくなってしまう子も居るかも知れません。
ただ今のみんなを観ていると
それも受け入れてのあの輝きだと思うのです。
いえ、だからこその輝きなんだ。
それぞれ違った夢や想いの筈だと思うけれど
そこには同じハロプロ研修生として切磋琢磨し合った
絆と言う仲間意識が存在しています。
無駄じゃ無い。
確かにそこには果たせなかった者達の魂みたいなものが
継承されつつあるのだから。


ハロプロ研修生 発表会 2014〜9月の生タマゴShow!〜」完結。