現場封印日記 season 9 vol.24

「頑張れ」 最大の応援の言葉の物語 part 2


頑張っている人に「頑張れ」と言うのは酷な事だと思っていた。
その言葉を安易に口走ってしまうのは
ただその人を追いつめる事に何ら変わりの無い行為に成り兼ねない。
現時点でこれだけ頑張っているのを知りながら
まだその努力が足りないと
指摘していると捉えてしまう恐れがある。
本来自分が考えている想いとは
全く違った意味合いで受け止められる危険性が少なくともある以上、
簡単には言えないのだ。


必死で頑張っている姿を観て知っているからこそ
自分は彼女らに「頑張れ!」とは到底言え無いのだ。


例え言え無くとも、その他にも応援する手段は幾つかあるし、
またそれを使わない事で
自身の応援スタイルを他とは違う独自の路線にしようとも考えた。
つまり、自分はこの言葉に対してそれ程重要な想い入れが無い。
自ら出した答えだ。
この「たからもの」と言う作品に身を投じるまでは・・・。