大塚愛菜「younA presents HaaaaaaMuuuuuu!!Vol.2 Supported.by Alcohol Special!!」感想その①

aina大塚愛菜>vol.11


今回は原点回帰的なニュアンスも含めて、楽曲の感想から語りたいと思います。


セットリスト


01.赤いスイートピー(松田聖子)
1982年1月21日にリリースされた松田聖子さんの代表曲。
前回自分が行ったイベントでも歌いました。
その時の感覚で聴いていたのですが、どうも以前のような感じではなくて。
と言うのも、自分の気持ちの問題でもあったかも知れませんが、あの時はそこまで愛菜ちゃんの歌声に関して感じなかったのです。
やっと逢えた喜びが強かったからだと思います。
歌唱についての感想を殆ど持ち合わせていなかった。
今改めて考えてみてもね。
でも今回は違います。
自分が今まで印象として残っていた、彼女の力強い歌声がとても謙虚に表れていたと思います。
曲調が曲調なので、そこまで発揮されていたかと言われれば、そうとは言い切れないのですが、でも確かに彼女が潜在的に秘めている何かがしっかり出ていましたね。
表情も100点満点あげられる程では無いにしても、随分リラックスして歌えていたと思います。


歌い出す前の自己紹介で、自身を「まだまだ未熟ですが」と言っていましたが、まぁ総合的な面から言ったら当てはまるのかも知れないけれど、でもね、こと歌に関してはそんなにレベルが低いって訳では無いなと感じます。
ブランクがあるとは言え、やっぱり研修生時代に培って来た努力が残っていると思うし、またそういうのもひっくるめて才能あるのでは?と思わす事の出来る歌いっぷりでした。



02.最後の雨(中西保志)
1992年8月10日発売で中西保志さんの代表曲。
男性では、つるの剛士さん、松原健之さん、ATSUSHI(EXILE)、Acid Black Cherry等、多くのアーティストがカバーしている90年代の名曲。
女性でも倖田來未さんや杏里さんが歌っていたりしていますね。
元々、キーの高い曲ですから、女性でもそれなりの威力を発揮出来るのだと思います。
ただそこには、それなりの技術も必要なのかな。
その点について、彼女の歌はとても良かったと思います。
Juice=Juiceに居たら、こんな男性曲聴けなかったと思うし、今こうして大塚愛菜として歌っている姿を体感する事が出来て、本当に幸せです。


前曲でも感じた事だけれど、この歌では更に力強い歌声が発揮されていて、実に頼もしい限りです。
こういうのを感じたかったのです。
本当、このイベントに参加出来て良かった。
そう思えた一曲でもありました。



04.Hello my friend(松任谷由実)
1994年7月27日に発売されたユーミンの代表曲。
先の2曲にも言える事ですが、この曲も愛菜ちゃんが産まれる以前の曲です。
そうやって考えると凄いですよね。
自分にとっては馴染みのある歌ですけれど、正直産まれる以前の曲なんて、あまり思い入れとか無いですから。
それを歌ってしまう部分も凄いと思う所以ですが、もっと指摘するならば、彼女自身をアピールする為の選曲として、こういった楽曲を使用している所が挑戦的と言うか、意欲的だなと思うのです。
だって歌なら幾らでもあるじゃないですか。
最近の曲だって良いし、もっと今時の女の子が歌うようなものでも良かった筈です。
アイドルの曲だって選択肢も勿論あったでしょう。
でも、彼女はそれをしなかった。
何故か?


その答えは明白です。
それは彼女の目指している夢はアイドルでは無く、歌手だからです。
勿論、今までのイベントでそういった曲を歌った事はあります。
今回の赤いスイートピーも一応その部類に入りますしね。
でも、そういった類の曲はファン向けに歌っているイメージの方が強いです。
そう感じるのも、彼女の歌い方がそれを証明しているような気がします。
アイドルとして歌っている感じが一切無い。
一アーティストとして、一人の歌手見習いとして歌っているのです。


この時点で、彼女の歌手として再出発しようとしている決意みたいなものを感じました。
そして出番が終わった後、更に強くそう感じる出来事があったのです。
それが起こったのは1人目の出演者KUNIさんのステージが終わった直後です。
今回も愛菜ちゃんは客席側に来てくれました。
そこである行動をとったのです。
それは・・・・・


to be continued...