現場封印日記 season 7 vol.41

手紙を書くと言う意味。


誰かを応援するのは、自分の中でとても大きな出来事。
ただ趣味の一環で、ただ好きだからと言う理由だけで、それをしているのでは無いのだから。
もはや生活の一部分、いや大多数を自分はこれに費やしているし、またそれだけ大事な事なんだ。
とても重要な事柄。
無くてはならない事象。


だからある意味、命を懸けていると言っても過言では無い。
元々、何事に対しても自分は平均点以下な実力しか持ち合わせていなかったから、それだけ努力しないと"普通"にはなれない。
人より多く考えないと、人より多く動かないと駄目だったんだ。
それでやっと、自分にも自信を持ち始めた。


手紙と言うのは、ファンとしてその子を応援する延長線上のもの。
でも、そこには確かに他の人とはひと味違った価値が含まれていると思う。
それを書く・渡すと言うのは、それだけその人の時間と想いを消費している。
好意的に思っていたとしても、それを書くのと書かないのとでは、雲泥の差があるだろう。
行動に移すか、はたまた自分の中にしまい込むか。
たったそれだけの事なのに、何故かとてつもなく両者の差というものを感じられずにはいられない。


自分は今まで、自分の想いをそこに記して来た。
時には傷付ける事も書いたかも知れない。
自分の物差しで気持ちを押しつけただけかも知れない。
だから躊躇してしまう。
果たしてそれが正しかった事なのだろうかと。
本当に必要な事だったのかと自問自答してしまう。
勿論、そういった事を故意にしていた訳では無い。
でも、考えてしまうのです。
応援したいなんて調子の良い事を言っているけれど、でも本当はただ自身の想いを押しつけたいだけなのかもって。


そういう経験をしたから言える事。
そうやって苦しめた女性がいたから、慎重にもなる。


ちゃんとケジメをつけなくちゃいけない。
自分がみんなに手紙を書くという事についてのケジメを。