Maro<福田花音>vol.3

スマイレージ LIVE 2014夏 FULL CHARGE〜715(なぁ いこう) 日本武道館〜」感想


行ってないけれど、それなりに情報は持っている(何)


かにょんちゃんがライブ開始時から感極まっていた理由。
それはセットリスト1〜2曲目にある事は間違いありません。
インディーズデビューシングルである「ぁまのじゃく」とメジャーデビューシングルの「夢見る15歳」。
これは当時のファン(古参)なら誰しも、涙無くしては見れない抜群の組み合わせでしょう。


今回のセットリストがいかに素晴らしかったかを象徴する第1の理由。


スマイレージを語る上で外せない楽曲であるし、またこの2連チャンのチョイスは本当に良く考えたなぁって思いますね。
考えたと言うより良くぞこの組み合わせにしてくれたと言った方が正しいかな。
マロさんに神セトリと言わせただけの事はありますね。
納得の選曲そして組み合わせです。


こんなものが、武道館の1番初めに披露されてしまうのだから、当時現役で歌っていた彼女の想いはひとしおでしょう。
当時の事を思い出さずにはいられないだろうし、またあの時とは違った新生スマイレージで夢だった大舞台で歌うんですから。
ファンとしては初っぱなからやられた感が否めません。


福田花音と言う一人のアイドルを自分はハロプロエッグの頃から応援して来たけれど、本当に良い意味でも悪い意味でも変わったなぁって思います。
小さい頃はエッグなり立ての(宮本)佳林ちゃんのような、生粋のアイドル性を持っていたけれど、歳を重ねる毎に、成長して行く度に今までの雰囲気が無くなり、まるで自問自答するかのようなスタイルに変わって行きましたね。
魅力が無くなったと言う事では決してありません。
彼女自身のアイドルに対する、もっと言えば自分自身に対するレベルの境界線のラインが高くなった感じがします。
だから一時期はそのラインに達していない自分の魅力みたいなものに、自ら苦しんでいた。
それが如実に見て取れるのがライブでの一挙一動です。
結構悩んでいる期間が長かったように思います。


しかしながら、昨年末辺りから急に変わり始めました。
どこか今までの自分に見切りをつけたと言うか、吹っ切れた感じが出て来て、それは勿論ライブでのパフォーマンス力にも反映されました。
浮き沈みが激しかった頃の彼女とはまるで別人のようなパフォーマンスに自分も実に爽快で楽しい時間を過ごさせてもらいました。
これこそ彼女の真骨頂です。


自信たっぷりな彼女は本当に素晴らしいです。
観る者全てを引き寄せてしまうくらいの威力がそこにはある。
みんな私について来い!的なノリはそのまま「私ちょいとカワイイ裏番長」での煽りに反映しているし、それこそ本気でついて行ってしまいそうな迫力を醸し出しています。
彼女はスマイレージではそうした姿勢で行った方が絶対良いと思います。
初期メンバーって事もありますけどね。
個人的には彼女こそスマイレージの顔だと思っているので。
そんな彼女をこれからも観て行きたいし、だからこそ応援したいと強く思うのです。


天性の悩める少女からスマイレージの顔、福田花音へ。
散々悩んだ末に辿り着いた生粋のアイドル少女。
苦悩した分だけ、確固たる自信を身につけたのだから、もぅ何も恐れる事は無いでしょう。
今後も益々のマロテスク振りを大いに開花させて行って下さい。
それが唯一無二の貴女らしさなのだから。