久住小春生誕22周年記念

拝啓、久住小春様。


くっすん、22回目の誕生日心からお祝い申し上げます。


良く言えば天真爛漫。
悪く言えば自己中心的。


例えるなら純粋無垢で活発な美少女。
逆に捉えるなら自由奔放でわがままな小悪魔。


モーニング娘。を卒業するにあたっての裏事情を自分はここ最近まで知りませんでした。
だから5年前のあの時はある意味、とても純粋な気持ちで応援していたのだと思います。
卒業しても変わらず、前向きに歩んで行って欲しい。
そう願っていました。


実際、今も昔も貴女は変わらず貴女だ。
先日行われたバースデーイベントの内容が何よりの証拠。
自身がやりたい事を本能のままにやってしまう、やりきってしまう所が貴女の魅力であり、かつ原動力なのだと思うのです。
例えモデルとして活動していたとしても、結局の所は何も変わっていないのかも知れませんね。
良くも悪くも思うがままに自由に行動する、そんな部分が貴女らしいと思うし、またそれが無くてはつまらないとも感じるのです。


卒業の日、あの瞬間。
いつも隣に居てくれた大事な先輩から言われたお祝いの言葉。
「私はあなたが嫌いだった」
どんな想いでそれを受け止めたのでしょう。
やっぱり感じていたのでしょうか。
自分の言動や行動で負担をかけていた事を。


くしくも、モーニング娘。として最後に歌ったのが彼女とのデュエット曲。
選曲をしたのは紛れも無く貴女自身。
どう考えても、貴女にとって道重さゆみの存在は、非常に重要な要素の一つとして捉える事が出来るでしょう。
自身の卒業コンサートなのに、何故ソロでの歌唱では無く、彼女とのユニット曲にしたのか。
その答えは意外に簡単なのかも知れません。


モーニング娘。第7期メンバー。
その自由気ままな性格故に、周りへの影響は計り知れなかった筈。
当時のメンバーだった新垣里沙ちゃんも、その事を証言しています。
今までで1番苦労した後輩であったと。
そんな貴女が娘。の最後として選んだのが、自分だけの選択では無く、唯一無二のかけがえのない人との歌。
自分はそこに貴女の彼女への誠意が隠れているような気がします。
正直言うと、貴女らしくない、とまで考えずにはいられないのです。
でも実際に貴女はそれをチョイスした。
本能の赴くままに、行動に移した。
そんな一面を知って、とてもカッコ良いなと思ってしまった。
長い年月を経て、やっとそういう思いに至れた事、嬉しく思います。
そして何より、そんな選択をし行動してくれた事に感謝しています。


久住小春22歳。
まだまだ無邪気な面もある事でしょう。
でもあの時のあの一件以来、そこにある貴女の魅力を知ってしまって以来、自分は貴女を見る目が変わりました。
意外な一面を知った事で、今までに無かったような貴女らしさが自分の中で芽生えつつある。
それは何よりの報酬です。
心から感謝の意を込めて、有り難う。


敬具。